おすすめの鳥害対策業者をご紹介します！

意外と知らない「鳥害」の正体｜なぜ対策が必要なのか？

建物の管理者や設計に携わる担当者にとって、鳥害は身近な問題のひとつです。生活空間や事業活動に影響を及ぼす鳥害を放置すると、建物の劣化や健康被害など、予測していなかった問題につながることもあります。ここでは、鳥害がどのようなものであるか、そして鳥害を放置することで起こり得るリスクについて解説します。

「鳥害」とは？

鳥害とは、鳥たちによって引き起こされる公害のことで、人や社会が受ける被害のことです。とくに都市部では、ハトによる糞や鳴き声の被害が住民に迷惑をかけたり、カラスがゴミを荒らしたり、ムクドリが農作物を食い荒らしたりする被害があります。このように、鳥害は鳥がいる場所であればどこでも発生する問題であり、昔からさまざまな対策が模索されてきました。

このような鳥害による被害は、大きく4つに分類されます。ひとつめは、鳴き声や鳥の存在が不快感を与える「感覚被害」、2つめは、糞による設備の腐食や排水溝のつまり、農作物の被害といった「生活被害」です。3つめは、糞や巣によって建物の美観が損なわれる「景観（美観）被害」、そして4つめは、鳥が媒介する病原菌や寄生虫による「衛生・健康被害」です。

「たかが鳥害」では済まされない！放置するリスクとは？

鳥害を放置することが、建物や人々の健康に深刻なリスクにつながるケースは少なくありません。糞害におけるおもなリスクとして、ハトの糞が商品に付着することで商品の価値が無くなったり、衛生上の問題が発生したりすることが挙げられます。

とくに、ハトの糞にはアンモニアと酸が含まれており、乾燥した糞が水と混ざると化学反応を起こし、鉄骨などの建材を腐食させます。精密機器を扱う工場などでは、糞が原因で機器が破損し、大きな損失につながったり、糞の処理や応急処置のために従業員の人件費が余分にかかることもあるため、費用面でのリスクは大きいといえるでしょう。

また、悪臭や害虫の発生、排水管のつまり、ネズミの誘発なども引き起こすため、建物自体が深刻なダメージを受けることにつながります。さらに、糞から飛散した病原菌によって、呼吸器系の疾患やアレルギー、さらにはクリプトコックス症といった死に至る恐れのある病気を発症する可能性もあります。

ほかにも、カラスやムクドリ、スズメなどの鳥も、それぞれ異なる被害をもたらします。カラスは生ごみを漁って街の景観を損なったり、繁殖期には威嚇・攻撃行動をとったりします。ムクドリは繁殖期に巣を作って鳴き声や糞害を発生させたり、群れでねぐらを作ることで騒音や糞害を引き起こしたりします。スズメは麦や稲などの穀物を食い荒らすといった農業被害が中心であり、放置すればその被害は広がるばかりです。

自力？業者？鳥害対策の種類と選び方を徹底解説

鳥害対策には、ご自身で行う方法と専門業者に依頼する方法があります。ホームセンターやインターネットで手に入るグッズも増え、手軽に始められるようになりましたが、被害の状況や鳥の種類によって効果はさまざまです。ここでは、DIYでできる対策の種類と効果、そして鳥害対策業者への依頼を検討すべきポイントを解説します。

【DIY】自分でできる防鳥対策の種類と効果

自身でできる鳥害対策にはさまざまな種類があります。まず、オーソドックスで効果が高いのは防鳥ネットや剣山です。物理的に鳥の侵入を防ぐため、ハトやカラス対策としてとくに効果を発揮します。デメリットは設置に手間がかかることや、被害範囲が広い場合は広範囲に設置する必要があることです。

手軽にできる対策として、忌避剤、ワイヤー、猛禽類の人形、光、音などがあります。忌避剤はスプレーやジェル、固形タイプがあり、設置が簡単な反面、使用期限があったり、雨に弱かったりする点に注意が必要です。

ワイヤーは景観を損なわない反面、完全な対策にはならず、とくに帰巣本能が強いハトには効果が限定的です。猛禽類の人形は、置くだけでいいので簡単に対応できることが大きなメリットですが、鳥が慣れてしまうと効果が薄れるため持続性がありません。光や音による対策も安価で手軽ですが、鳥が慣れてしまうことや、近隣への配慮が必要になる点がデメリットです。

また、超音波や磁石による対策グッズも販売されています。これらは人が不快に感じないため住宅地でも使いやすい反面、その効果には賛否があり、化学的に効果が証明されていないものもあります。たとえば、鳩は超音波を聞き取れないとされており、磁石も小さなもので鳥の帰巣本能に影響を与えるほどの影響力はないとされています。

このように、自身でできる対策は数多くありますが、効果が不確かなものやデメリットが多いものもあります。そのため、最適なものを見つけるのが難しかったり、せっかく設置しても効果が得られないことがあることを理解しておきましょう。

「業者に依頼するべき？」判断するポイント

鳥害対策は自身で行うこともできますが、状況に応じて専門業者に依頼する方が安心かつ確実です。では、どのような場合に業者に依頼すればいいのでしょうか。

まず、自力での対応が難しい場合です。高所に巣が作られたり、換気扇の内部など手の届かない場所に深く入り込まれたりした場合、無理に除去しようとすると危険です。プロは適切な機材と知識を持っており、安全かつ確実に作業を行えるので、危険と判断したらプロに任せましょう。

次に、被害が重度である場合です。鳩が巣を作り、長期間にわたって被害が続いている状況は「巣作り鳩」と呼ばれ、騒音や糞害が深刻化しています。この段階では、鳩の縄張り意識や帰巣本能が非常に強くなっており、個人の対策では追い出すのが困難です。

最後に、徹底した消毒や長期的な予防が必要な場合です。鳥の糞や巣には病原菌が含まれているため、除去後の清掃や消毒が不十分だと健康被害につながるおそれがあります。専門業者は衛生的な作業を徹底し、鳥の習性を理解したうえで最適な対策を提案してくれます。継続して鳥害対策をしたい場合や、健康面での懸念がある場合は、専門業者に依頼しましょう。

鳥害対策専門業者に依頼する3つの大きなメリット

鳥害対策は、自身でできる方法もありますが、専門業者に依頼することで得られるメリットはとても大きいです。とくに、設計事務所やビルの管理会社など、建物の価値や安全性を維持する立場にある企業にとっては、確実で長期的な対策が求められます。ここでは、専門業者に依頼するメリットについて詳しく解説します。

素人では難しい「確実な効果」

鳥害対策専門業者は、鳥の習性や行動パターンを熟知しているため、被害状況に応じた最も効果的な対策を提案できます。たとえば、DIYでよく使われる光や磁石、超音波といったグッズは、鳥が慣れてしまうと効果がなくなったり、そもそも科学的に効果が証明されていなかったりするものが少なくありません。

一方で、専門業者は、鳥の侵入を物理的に防ぐネットや剣山といった対策を、プロの技術で効果が出るように確実に施工します。鳥の身体は見た目より小さく、わずかな隙間からでも侵入するため、ネットの網目のサイズを適切に選んだり、ワイヤーのたるみをなくしたりする技術が不可欠です。こうしたプロだからこそできる施工が、DIYとの明確な違いであり、確実な効果を得ることができます。

鳥にも人にも「安全・安心」な施工

専門業者に依頼することで、施工の安全性が確保されることも大きなメリットのひとつです。高所での作業が多い鳥害対策は、素人が行うと転落などの危険を伴いますが、プロは安全を確保するための知識と機材を持っており、安全に作業を進めることができます。

また、鳥害対策には鳥獣保護法」という法律が関わる場合「があります。この法律では、無許可での鳥の捕獲や処分は禁じられていますが、専門業者は法律を遵守した方法で対策を行うため、安心して任せることができるでしょう。さらに、鳥にけがをさせない配慮や、忌避剤を使用する際の人体への影響を考慮した製品選びなど、人にも鳥にもやさしい対策を講じることが可能です。

「再発防止」まで考えられた長期的な対策

鳥害対策の目的は、鳥を追い払うことだけではありません。一度対策をしても、鳥は再び戻ってくる可能性があり、根本的な解決には再発防止策が不可欠です。専門業者は、一度施工をしたら終わりではなく、長期的な視点での対策を提案します。

鳥害対策業者のなかには、駆除後のアフターフォローや保証、定期メンテナンスなどを提供している業者もあり、万が一再発した場合でも迅速に対応することができるため、長期的な安心につながります。長期的に見れば、自身で模索しながら対策を行うよりも、費用を抑えられる可能性が高いといえるでしょう。

鳥害対策業者の気になる費用相場を大公開！

鳥害対策を業者に依頼する場合、費用について不安を感じる方は少なくないはずです。費用は被害の状況や建物の種類によって大きく異なりますが、一般的な相場を把握しておくことで、見積もりを依頼する際の判断基準となります。ここでは、鳥害対策にかかる費用の内訳と、料金を左右する要因について詳しく解説します。

鳥害対策にかかる費用と内訳

鳥害対策にかかる費用は、施工内容によってさまざまです。一般的な料金相場は、以下のようになります。

ひとつひとつの作業だけ見ると、そこまで大きな金額ではありませんが、通常はこれらの内容を組み合わせて行うため、作業が増えるごとに費用もプラスされていきます。たとえば、戸建てのベランダに鳩の巣がある場合、巣の撤去だけでなく、清掃、消毒、そして鳩よけネットの設置までの一連の作業が必要であるため、合計費用は約6万円から10万円程度が目安となります。

鳥害対策の料金を左右する要因

鳥害対策の料金は、いくつかの要素によって左右されます。そのひとつは、被害の状況です。鳥がたまに来る程度の初期段階であれば、対策にかかる費用は比較的抑えられます。しかし、巣が作られたり、糞が広範囲に及んでいたりするような深刻な状況まで進行している場合は、作業の手間や範囲が増えるため、費用は高くなります。

次に、被害の場所や面積です。建物のベランダか屋上か、あるいは工場の広い屋根かなど、被害を受けている場所によって費用は大きく変動します。広範囲にわたる対策が必要な場合は、ネットや忌避剤の量が増えるだけでなく、作業時間や人件費も比例して増加するのが一般的です。とくに高所作業となる場合は、高所作業車が必要となるなど、追加費用が発生するケースもあります。

最後に、再発防止策の有無です。鳩は帰巣本能が強く、一度追い払っただけでは再び戻ってくる可能性が高いため、再発防止策は不可欠です。しかし、業者によっては、安価な価格をアピールするために、この再発防止策が含まれていない、または簡易的な対策しか行わない場合があります。費用を抑えることは大切ですが、根本的な解決と長期的な安心を得るためには、再発防止策までしっかりと行う業者を選ぶことが重要です。

鳥害対策業者選びで重視したいポイントをWebアンケートで調査！

「鳩やカラスの被害を専門業者に依頼して解決したい」と考えるとき、人々はどんな点を重視するのでしょうか。本サイトでは、鳥害対策業者の比較にあたり、一般の方が「どんな業者を選びたいと思うのか」を明らかにするため、アンケート調査を実施しました。結果は次のとおりです。

最も多かった回答は「費用対効果が高いこと」が35％で最も多く、コスト面への関心が強いことが分かりました。次いで「施工実績や経験が豊富であること」（23％）、「対応が迅速で丁寧であること」（22％）、「アフターフォローや保証が充実していること」（20％）が続きました。

この結果から、利用者が求めているのは「安さ」だけでなく、「経験に裏打ちされた信頼性」と「継続的な安心感」であることがうかがえます。鳥害は一度の施工で完全に解決しないケースも多いため、費用だけでなく、対応力やアフターサポートまで総合的に評価できる業者選びが重要といえるでしょう。

費用だけで判断せず、長期的な安心を提供してくれる業者を見極めることが重要です。

次の章では、こうした意識傾向を踏まえ、失敗しない鳥害対策業者の選び方を具体的に解説します。

失敗しない！優良な鳥害対策業者の選び方

鳥害対策業者の数は増えており、どの業者に依頼すべきか迷う企業も少なくありません。業者選びに失敗すると、十分な効果が得られなかったり、追加費用が発生したりと、かえって被害が拡大する可能性もあります。ここでは、信頼できる優良な業者を見極めるためにチェックしたいポイントをご紹介します。

費用だけで選ばない！適切な見積もりか？

鳥害対策の費用は、被害状況や施工内容によって大きく変動するため、安さだけで業者を選ぶのは危険です。相場よりも極端に安い見積もりは、後から高額な追加費用を請求されるトラブルにつながる可能性もあるため注意しましょう。

このようなトラブルを防ぐためには、複数の業者から見積もりを取り、料金が適正であるかを比較することが大切です。その際、「1㎡あたり」や「1箇所あたり」など、費用の単位まで細かく確認することで、最終的な総額を明確に把握できます。優良な業者であれば、事前調査を念入りに行い、作業内容と費用を具体的に分かりやすく提示するはずです。

あなたの悩みに対応できる？実績と専門性で選ぶ

業者を選ぶ際は、豊富な実績と高い専門性を持つ業者を選ぶことも重要なポイントの一つです。実績では、自身の施工したい建物や被害と似た状況の対応をした実績があるかどうかをチェックしましょう。

たとえば、一般住宅だけでなく、工場や公共施設など、さまざまな施設で鳥害対策を行っている業者は経験が豊富で、どのような被害にも柔軟に対応できる可能性が高いです。また、鳥害対策は、鳥の生態や関連法規（鳥獣保護法など）に関する正しい知識を持つ専門性の高い業者に任せることも大切です。

万が一間違った知識で対策を進めると、効果がないだけでなく、法律に触れる恐れがあるため、どのような知識を持っているのかもチェックしましょう。さらに、業者によって使用する対策商品が異なるため、なるべく多くの商品を取り扱い、被害状況に応じて最適な施工方法を提案してくれる業者を選ぶのが賢明です。

「契約したら終わり」は要注意！充実したアフターフォローで選ぶ

鳥害対策は、施工後のアフターフォローも重要です。とくに鳩やカラスは帰巣本能が強く、一度対策をしても再発する可能性があるため、「施工して終わり」ではなく、再発防止まで考えられた長期的な対策を提案してくれる業者を選びましょう。

優良な業者は、施工後の保証や定期メンテナンスなど、充実したアフターフォロー体制を整えています。保証内容をしっかり確認し、万が一の再発時にも追加費用なしで対応してもらえるかを確認してみてください。

プロの対応力を見極める！対応の速さと丁寧さで選ぶ

鳥害被害は、放置するほど深刻化するため、業者選びにおいては対応の速さも重要なポイントとなります。連絡を入れてから見積もりや調査までの対応が迅速かつ丁寧な業者であれば、安心して任せることができるでしょう。気になる業者には見積もりを依頼し、どのくらいのスピード感で対応してくれるのかを確認しましょう。問い合わせから見積もりまでの対応が速く丁寧であれば、その後の作業も円滑に進めてくれると期待できます。

正しい知識と選択で、最適な鳥害対策業者を見つけましょう

鳥害対策は先延ばしにするほど被害が大きくなり、その分対策にかかるコストも大きくなってしまいがちです。そうなる前に最適な対策を行い、被害を最小限に抑えましょう。鳥害対策業者は数多くありますが、まずは気になる業者に相談し、対応のスピード感や丁寧さ、そして料金を含めて比較検討し、信頼できる業者に依頼してください。